ゆるゆるフォト

デジカメ歴24年。ゆるゆるフォトグラファー成長の記録1996-2020

リコー「GR III」を手放し、大人気のソニー「VLOGCAM ZV-1」を購入した理由。

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「モフモフ」「ふさふさ」がアイキャッチになっているソニーのブロガー向けカメラ「VLOGCAM ZV-1」を手に入れました。コンパクトカメラの上部に「モフモフ、ふさふさ」したものがのっているPR広告の違和感がすごいです。

5月末にソニーが製品発表した後、話題になっていたのは知っていましたが、似たようなスペックのソニー Cyber-shot DSC-RX100M3を1月に売却したばかりだったので、その時は食指が動きませんでした。それがなぜ今手元にあるのか?

 

その話をする前に、今年は所有するデジカメの入れ替えが激しいので、まずは現在までの状況をざっと振り返って整理しておきたいと思います。

  • ソニー Cyber-shot DSC-RX100M3を売却(1月)
  • パナソニック DMC-GX7MK2Kを売却(1月)
  • パナソニック LUMIX DC-G9 PROを購入(2月)
  • DJI Mavic Miniを購入(3月)
  • リコー THETA Vを売却(6月)
  • DJI Osmo Actionを購入(6月)
  • ソニー VLOGCAM ZV-1を購入(8月)
  • リコー GR IIIを売却(8月)
  • DJI Mavic Miniを売却(8月)

こうやって一覧にしてみると凄いな。

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私の場合、売却する理由は「使用頻度が減ったから」がほとんどです。過去に手放したデジカメもほぼすべて同じ理由で手放しています。もし家が広くて購入資金も潤沢にあるなら、それらを手放さずにコレクションしていたことでしょう。残念ながら使わなくなった機材はすべて売ってしまい、手元には残っていません。

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さて、4月から始まった緊急事態宣言によって、好きな場所に自由に出かけることがほぼできなくなり、「おうち時間」が増えました。一言でいえばライフスタイルの変化ですね。そして最近はデジカメ選びも

  • 外出先重視から、「自宅でも使えるもの」へ
  • 静止画重視から、「動画を手軽に撮れるもの」へ

という風に変化しています。どちらもキーワードは「動画」です。

mydigitalphoto.hatenablog.com

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さらに面白いことに、以前はあまり見なかったYouTubeを見る時間が増えました。新しく買うデジカメ選びの際も、ブログで情報収集するよりYouTubeの動画をチェックする割合が増えたのです。これもライフスタイルの変化です。

 

YouTubeの視聴時間が増えたのは新型コロナウイルスの影響です。3月には、動画サービスの利用が増えているとして、GoogleがYouTubeの画質を制限すると発表しているくらいなので、世界中で起きている現象だったりします。もうすでに「動画の時代」なのです。

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そしてワークスタイルも同様に変わりました。これもキーワードは「動画」であり、仕事は「ON AIR化」しました。どういうことか?先日投稿した以下の記事では、

毎日オンライン会議に出席している」と考えるのではなく、「今日も生番組に出演して情報発信している」のだと考えれば気分も上がります。

と書いています。

mydigitalphoto.hatenablog.com

私は今年の3月にはプライベートで勝手にオンラインイベント(ワークショップ)の実験を始めていたのですが、ありがたいことにいつの間にか仕事でもそのノウハウを生かす場面が増えました。

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また、私がfacebookでつながっている人のざっくり3~4割(感覚値)がワークショップデザイナーだったり研修(セミナー)講師、学校の先生や教育関係者です。

そんなこともあり、facebookの投稿を見ていてるだけでも、「動画で情報発信する人」は(双方向型のイベントも含めて)確実に増えているという実感があります。それは、オンラインイベントがめちゃくちゃ増えているという事実をみても明らかです。

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これまでブログやnoteなど文章や写真を使って情報発信していた人の中にも、イベント用にそろえた機材を使って、YouTubeに動画をアップしたりライブ配信する人が増えているのではないでしょうか。

 

また、「Pococha(ポコチャ)」「17Live(イチナナ)」「MixChannel(ミックスチャンネル)」といったライブ配信アプリを使ってライブ配信をする人もおそらく増えていると思います。「動画の時代」に取り残されないために、これらのライブ配信アプリをさらっとでも体験してみることをお勧めします(すごい世界が広がってますよ)。

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さらに、多機能ライブ配信サービス「StreamYard」も面白い。一度使ってみたのですが、このサービスを使う際にはパスワードを管理する必要がない。メールアドレスで毎回認証する仕組みになっているのです。無料で使える機能はかなり限られますが、将来性を感じさせるサービスだと思いました。

 

「動画」といえば最近では、トランプ米大統領が「TikTok(ティックトック)」を運営する中国企業の字節跳動(バイトダンス)に対して米国事業を売却するよう求めているというニュースが話題ですよね。私の娘たちもハマっています。娘に色々教えてもらい「TikTok」の中ではどんな「動画」が高評価を受けているのかなどとても勉強になりました。

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つまり、、、ここまで書いたとおり、私の周りに起きている環境変化は、「動画の時代に合わせて価値観をシフトせよ」というメッセージを私に強烈に浴びせているのです。

 

考えてみれば、人間にとって「音声と映像」という手段を使ってコミュニケーションするのはすごく自然なことですよね。(対面でもオンラインでも)目の前に見えている人に対して、わざわざ長い手紙を書いて渡したりしませんし音声と映像で伝えた方が圧倒的に速い(伝え方には課題がありますがそれは別問題)。

 

「ビデオ電話(会議)」サービス自体はずいぶん前からありますが、いろいろ使いづらい面がありました。

それが、スマホの普及によって24時間オンライン接続が日常になったり、クラウドやカメラなどの周辺テクノロジーが進化し、様々なサービスやアプリが増えたことで、「音声と映像」によるコミュニケーションが急速に当たり前になりつつあるのです。

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娘たちは時々、「TikTok」で作った動画作品を私に嬉しそうに見せてくれます。また、娘たちは買い物をして帰宅すると、真っ先に自分の部屋に行ってiPadやiPhoneのカメラの前で自分のお小遣いで買ってきたものを(YouTuberのまねごとをして)紹介しています。毎日見ているYouTuberの話し方を真似をしているので、子どもとは思えないほどすごくうまい。

そんな様子を見ていると、「音声と映像」をつかったコミュニケーションが当たり前の世代なんだと(「文字と画像」を使ったコミュニケーションが当たり前の世代からすると)危機感さえ感じます。そして、人気のあるYouTuberの喋りはきっと無駄がなく、面白くて、分かりやすいのだと思います。

 

さらにいえば、これまでの「文字と画像」を使ったコミュニケーション(情報発信)の多くは、このフォトブログもそうですが「情報発信・共有」が主目的だったのではないでしょうか。一方で、「音と映像」を使ったコミュニケーションの主目的は「感情発信・共有」にシフトしているように思います。

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つまり、同じ「情報発信」という言葉を使っていましたが、たんに「動画で情報発信」するという意識レベルではこれからの時代は駄目だということです。上で書いた、「動画の時代に合わせて価値観をシフトせよ」とはそういうことなんだと思います。

 

人気のあるYouTuberやLiver(ライブ配信する人)を観察していると、話している内容の良し悪しよりも表情がとても豊かだということに気づきます。顔の表情をアップで写したり、リアクションを大きくとったり。つまり意識的に「感情発信・共有」をしているのではないでしょうか。そして、「感情発信・共有」をするためによいカメラを使っているし、画質にもこだわってます。

 

余談ですが、ヤフオクやメルカリをはじめとするC2Cサービス(個人間取引)も、今後の主流は「動画」がキーワードになっていくのではないでしょうか。「感情発信・共有」をサポートするアプリもたくさん出てくるでしょう。

日本人はガラケーの時代から絵文字文化がありますし、LINEのスタンプでも感情を伝え合う習慣がありますよね。

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ということで、長々と書いてきましたが、「動画の時代にシフト」するための投資として、静止画重視で所有していたリコー「GR III」を手放し、ウェブカメラとしても使えるソニー「VLOGCAM ZV-1」を購入したのでした。

 

本機はUSBケーブルでPCに接続するだけで、ウェブカメラとして使えるという触れ込みでしたが、ウェブカメラ対応のPCソフトウェアについて、検証に時間を要しているためリリースが延期になっています。

VLOGCAM™ ZV-1ウェブカメラ対応延期についてのお知らせ | お知らせ | デジタルカメラ VLOGCAM | ソニー

したがって現在は、以下の記事でご紹介した「ATEM Mini」に本機をHDMIケーブルで接続し、そこからPCにUSB接続した後、(OBS Studio経由で合成して)Zoomに配信するという使い方がメインになっています。

 

Zoomで配信される映像は(多人数になると)かなり圧縮され低品質になるので、「VLOGCAM ZV-1」の性能を活かしているとは言い切れませんが、この点に関しては自己満足による趣味的な実験だとお考え下さい。

mydigitalphoto.hatenablog.com

ちなみに、本機と同時にVelbonの卓上三脚「EX-Macro」を購入したのですが、2台ある27インチディスプレイの前に設置すると、画面に被ってしまいオンラインイベント時に使いづらいことが分かりました。オンラインワークショップをやる際には、27インチディスプレイ2枚をフルに活用するくらいたくさんのアプリやブラウザ画面を開いているからです。

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そこで、以前から所有していたManfrotoのミニ三脚「PIXI」に、HAKUBAの延長ポール「HCS-2」を購入し取り付けてみることにしました。これで問題は多少改善されると思います(今日か明日には届くはず)。

Manfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック MTPIXI-B カメラ用

Manfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック MTPIXI-B カメラ用

  • 発売日: 2013/07/11
  • メディア: エレクトロニクス