以下の記事にも書いた通り、毎日使うキーボードやマウスは少しでも快適な方がいいと考えています。
今の身体が求める理想のキーボードは、Appleの「Magic Keyboard 2」です。なぜなら、7~8年くらいMacBook(Pro)シリーズやiMacを使っていたからです。
言うまでもなくキーボード本体は薄くてスタイリッシュ。文字はサラサラと軽い力で打つことができ、音も静か。
また、会社では入社したときからずっと富士通製のPCを使っています。富士通製のキーボードも軽く打てて、音も比較的静かなので自分には合っています。
以下の記事で紹介している富士通製ノートPC「LIFEBOOK WU2/C3」のキーボードも悪くありません。
一方で、アップルの「Magic Keyboard」や今どきのノートPCについているような薄型キーボードが登場する以前は、「PFU Happy Hacking Keyboard」シリーズの安いモデルを愛用していました。
ちなみに世の中には、2万円以上もする高級キーボードも売っていますが、キーボードに出せる予算は数千円~1万円くらいだと自分は考えています。

PFU Happy Hacking Keyboard Lite2 日本語配列かな印字なし USBキーボード ホワイト PD-KB220W/U
- 発売日: 2004/06/17
- メディア: Personal Computers
当時は、ノートPCよりもデスクトップPCが主流だったということもあり、昔ながらの厚みのある「メンブレン式キーボード」の方が打ちやすいと思っていました。
それがいつの間にか、薄型キーボードにも指が慣れ、最初はこんなに薄くて大丈夫かと思っていた「Magic Keyboard 2」に対しても思ったより早く慣れてしまったのです。
ところが、Macからタワー型のWindows PCへ乗り換えることになってしまい、困ったのがキーボードです。
最初は理想のキーボードである「Magic Keyboard 2」を使い続けようと思い、Bluetoothや有線でWindows PCに接続して使っていました。しかし、やはりキーの配置などが微妙にWindowsに最適化されていないのが嫌になり、他のキーボードを探すことになりました。
Amazonやブログ等で、理想とするWindwos版「Magic Keyboard 2」を探し回ったのですが、Magic Keyboardの配列に近いキーボードはほとんどありませんでした。唯一見つけたのが、エレコム製の薄型キーボードです。
特にキーの配列でこだわっているのは、
- 「Enter」キーの大きさ
- 「Back Space」「Delete」キーの位置と大きさ
- 「Shift」「Ctrl」キーの位置と大きさ
- 「方向」キーのレイアウトや大きさ
- 「スペース」キーの位置と長さ(半角/全角の切り替えはMacと同じ操作でやりたい)
- 標準的なキーピッチ
あたりですが、条件を満たす薄型キーボードがほぼないのには驚きました。各社のこだわりなのか、いろいろ変えているんですよね。

エレコム キーボード ワイヤレス (レシーバー付属) パンタグラフ ミニキーボード ブラック TK-FDP098TBK
- 発売日: 2018/01/22
- メディア: Personal Computers
エレコム製の薄型キーボードは、本体の大きさや薄さ、配列はかなり「Magic Keyboard 2」に近いですが、高級感はゼロです(上の写真の下のキーボード)。
メルカリで新品同様のものを安く買うことができ、数カ月使っていたのですが、実際に使い始めて気づいたのが「スペース」キーの位置問題です。
Mac用キーボードの操作性に慣れているので、Windows PCはすべて半角/全角の切り替えを「無変換」キーと「変換」キーで行っています。その際、「スペース」」キーの位置と大きさがとても重要になります。
エレコム製の「スペース」キーはやや左に寄っているため、「無変換」キーと「変換」キーがやや押しづらい。もう少し右に寄っている方がありがたく、「Magic Keyboard 2」をよく観察するとそうなっています。
さらに、先日からキーボードを接続しているとWindowsの音量が勝手に最大まで上がってしまう問題が発生。
YouTubeで音楽などを聴いていると、急に大音量で音がでるので、家にいる家族もビックリです。オンラインイベントや会議などをしていると、そもそも音を消すことができないので困ります。
最初は何が原因か分からずネットを調べて、サウンド関係の設定をいじっていたのですが、キーボードを繋ぎ変えたり、キーボードの電源をオンオフするなどして調査したところ、キーボード側の問題であることが判明したのです。
製品レビューなどを見てみると、どうやら故障が多い商品のようです。
ということで、さて困りました。また同じ商品を買うのか、別のキーボードにするのか。
そんな時、Amazonをみていて、たまたま目に入ってきたのが本ページの写真に写っている、同じくエレコム製のキーボードです。
見ての通り昔ながらの「メンブレン式キーボード」です。配列はいたってシンプルでなんの特徴もありません(それがいい)。フルサイズキーボードからテンキー部分をカットしただけのシンプルなものです。
同じキーボードで無線タイプ(Bluetoothではない)もありましたが、あえてトラブルの少ない有線を選びました。
以前は、薄型・省スペース・無線化を推進していた我が家ですが、コロナによって巣ごもり生活になってからは、PC本体は大型化、デスクの上は、27インチディスプレイ2台以外にも様々な機器であふれ、ケーブルだらけになりました。ネットもデスクトップPCは有線LANです。今更ケーブルが1本増えてもあまり気になりません(笑)
この記事は、新しく買ったメンブレン式キーボードで打っています。「方向」キーや「Delete」キーの位置が薄型キーボードとは異なるので、まだ指が慣れませんが、それ以外については今のところ大きな問題はありません。
「Caps Lock」が有効になっているかどうかがLEDの光で確認できるのは地味に便利です。
キーの高さについてはまだ指が慣れない感じがありますが、これがまた逆に新鮮です。脳に対する刺激もやや増えるかも?!
レビュー記事などで事前にチェックしたとおり、キータッチは軽く、以前使っていた「PFU Happy Hacking Keyboard」シリーズに似ています。
カチャカチャとやや音はしますが、ノートPC等のペタペタのキーボードに比べると、キーボードを打っているという感覚を強く感じたり、懐かしい気分に浸ることができます。
本キーボードの有線モデルは、Amazonプライム会員なら配送料込みで、なんと1,000円以下で買えちゃいます。枯れた技術を使った商品の最大のメリットはコスパですよね。
理想のキーボードが見つかるまでの繋ぎだと考えれば悪くない選択肢だと思っています。